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子犬お迎え後について

子犬の社会化って?

人間と同じで、犬も幼児期にどんな育てられ方をされたかで、その性格が左右されてくるものです。散歩に出ると、ほかの犬を怖がったり、威嚇したりする。宅配便の人や来客に吠えかかったり、噛みついたりする、といった問題行動に発展させないことが、大切です。
とくに生後3~12週齢の子犬にとって大切な社会化の時期に、家の中だけで暮らすと臆病になりがちです。また臆病がこうじて、吠える、噛みつくなど攻撃的になる場合も少なくありません。
これを避けるためには、できるだけ早い時期に、たくさんの犬や老若男女さまざまな人間と接する機会を持たせ、“社会”に慣らすことが大切です。

■排泄のタイミング■
食べたあと、寝起き、遊んだあとは必ず排泄したくなるものです。はじめに排泄のタイミングをつかみましょう。方法はケージの外まわりにトイレ用シーツ(または新聞紙を何枚も重ねたもの)を敷きつめ、ケージから子犬を出してそこでさせます。ちゃんとできたら「○○ちゃん、偉いね」とほめてあげてください。もし四肢がしっかりトイレシーツに乗っていたら、たとえおしっこがシーツからはずれていても、頭の中ではシーツ=トイレと理解できています。

こうしてシーツのうえですることを覚えたら、次はケージの扉を開け放し、自分からトイレにいけるようにさせます。
完全にシーツの上でできるうようになったら、シーツを毎日すこしずつずらし、トイレとして設置したい場所まで持って行きましょう。

■そそうをしても、しかってはダメ■
そそうをされると掃除が大変なので、つい「ダメじゃないの」としかりたくなります。でも子犬はまだ排泄することを学習中なのです。いきなりしかられると混乱し、排泄すること自体が悪いことなのかと思い、おしっこやウンチをがまんして病気になってしまう場合すらあります。そこで、食べたあとなど排泄のタイミング時に、成功するよう行動に注意し、毎回じょうずに誘導してあげましょう。

もし、そそうしたら子犬にわからないよう、こっそり拭き取ります。そして、できたときにはほめてあげましょう。もちろんたたいたりの体罰はもってのほか。子犬の心に深い傷をいつまでも負わせてしまいます。

■子犬の上手なしつけ方■
●オスワリの教え方
外に連れ出すとき、「オスワリ」や「マテ」などの基本的な行動がとれると、飼い主は扱いやすいものです。オスワリを学ばせる方法は、まず子犬の好物(フードのかけらやおもちゃ)をごほうびに用意し、それを手に持って、子犬の目線より少し高い位置でみせます。子犬が自分で頭を持ち上げるように誘導できれば、体は自然についてきて、ストンと座ります。座ったと同時に「オスワリ」と言ってください。そしてごほうびを少し与えます。

大切なのは、座ったと同時に「オスワリ」と言うこと。これを数回続けていくうちに、子犬は「オスワリ」という言葉と、座る動作の関連を認識できるようになります。

●フセの教え方
飼い主は子犬の好むごほうびを手に持ってみせ、それを「オスワリ」とは逆に、床の方へ降ろします。子犬の頭が下がると体も自然についてきます。こうして子犬のひじが床についた瞬間に、「フセ」と声をかけます。

この方法ではうまくできない場合は、飼い主の足の間をくぐらせる方法もあります。まず足を投げ出すかっこうで座り、片方の足は曲げ、もう片方はひざを立ててトンネルをつくります。そしてごほうびで誘導し、足のトンネルをくぐらせます。
この方法も、ひじが床についたと同時に「フセ」と声をかけましょう。すぐ覚えなくても、日にちをかけ、根気よく繰り返しているうちに、子犬は学習していきます。

●マテの教え方

「マテ」は制止を理解させる言葉です。外に連れ出したときに「マテ」の号令がかかると、急な飛び出しを防いで交通事故から犬を救えたり、知らない人にとびつくことなどもやめさせられる大事な号令となりますので、必ず覚えさせましょう。

方法は、「オスワリ」ができるようになったら、食事のときに食器を持ったまま、まず子犬にオスワリをさせます。座ったら、食器の目の前に置き、てのひらを子犬の顔の方に向け、「マテ」と言いましょう。最初は待たせる時間はほんの一瞬。そして少しずつ長くしていきましょう。待てないで食べようとしたら、「オスワリ」からやりなおします。ちゃんと待てたら「ヨシ」と言って食べさせ、ほめてあげましょう。

●肝心なのはほめてしつけること

人間だって大好きな人、頼りにしている人にたたかれれば、人間不信になってしまいます。しつけをするときは、とにかくできたらほめること。できないときは、はじめから根気よく教えていくことが大切です。また、ほめるときは「○○ちゃんは偉いね~」とオーバーなくらい優しい声でほめてあげてください。

とくに子犬の場合はまだ加減がわからないので、飼い主と遊んでいる最中に、激しくとびついてきたり、興奮して強く噛むなどの行為がみられます。そんなときは「ダメ」など制止の声とともに遊びをやめ、完全に無視しましょう。そして子犬がおちつきを取り戻したら、再び相手をしてあげます。

●しつけは同じコマンド(号令)、違う環境で繰り返し

しつけとは、人間社会の中で、人と犬が幸せに共存していくためのルールを教えるものです。個々の住宅事情や飼い主さんのライフスタイルに合わせたしつけも大切ですが、まずはどの犬にも共通で教えたい基本のしつけ、「オスワリ」「フセ」「マテ」から始めましょう。

犬は場所や状況、起こった事柄を関連づけて覚えます。ですから昨日廊下でできた「オスワリ」が、今日キッチンでさせようとしてもできない、といったことも起こります。しつけは場所を変えて繰り返し、コマンドは同じ言葉に統一します。人間の子供にしつけをするのと同じように根気よく続け、できたらほめるようにすることが成功の秘訣です。

●ねだって吠えるときのやめさせ方

遊んで欲しかったり、抱っこをねだるときなど、子犬はさかんに鳴いて飼い主の気をひこうとします。かわいそうだから相手にしたり、反対に「うるさい!」と声をかけると、子犬は「吠えたらかまってもらえる」と思い込んでしまうもの。むだ吠えをしたら、飼い主はひとことも声をかけず、完全に無視しましょう。そして吠えることをやめたら、穏やかな口調で「いいコね」とほめてあげます。

社会化はたいせつですが、孤独になれることもたいせつです。かまってもらえない時間があることを知ることは、やがてひとりで留守番をさせる際に役立ちます。ただしはじめのうちは、1頭での留守番は2~3時間以内にしましょう。

●うれション、とびつきをなおすには

飼い主が帰宅すると、うれしくてそそうしたり、いきなりとびついてくる子犬がいます。大歓迎されて、飼い主としては喜ばしい気持ちになりますが、大切な服を汚されたり、破かれたりするのは困りもの。
やめさせるには、帰宅したら子犬を無視したまま部屋に入り、壁に向かってへばりついて、子犬がおちつくのを待ちます。このとき、両手はとびつかれないよう、上に持ちあげるか腕を組んでください。こうして犬がおちついたら、着替えをして、「ただいま」と声をかけ、オスワリをさせ、ごほうびをあげてください。ただし大げさにほめたりすると、もとのもくあみとなります。根気のいるしつけですが、気長に続ければやがてなおります。

●人間の食事中はお行儀よく
食事は犬にとっても日々の楽しみです。でも催促されるままに与えるのは、健康上、しつけ上、よくないことです。食事の時間や量はきちんと決めて、それを守ります。まずは「食事を与えてくれるのが飼い主さんだ」という意識を持たせるためにも、犬と目線を合わせ、「ごはんよ」などと声がけをしてから与えるようにしましょう。

飼い主さんの食べ物は絶対に与えないようにし、それでも欲しがって食事中に邪魔をしてくる場合は、サークルに入れたりリードにつなぐなどして無視をします。むやみに欲しがる癖をつけさせなければ、ドッグカフェなど飼い主さんと一緒に入れる場所にも連れて行けるようになります。

●甘噛みは早めにやめさせよう

子犬は嬉しいという感情を「噛む」という行為で表すことがあります。大好きな飼い主さんがそばにいる→遊びたい→それなら噛んじゃえ~、これが甘噛みです。かわいい行動ではありますが、加減がわからないまま成犬になると、他人に危害を加えるなど大きな問題となります。

子犬が噛んできたら、「痛い!」などと制止の言葉を言い、必ず子犬から離れてください。こうすることで、「噛んだらかまってもらえないんだ」と覚えさせるのです。反対に、噛まずに遊んでいるときには「いいコね」とおもいきりほめてあげましょう。このメリハリが、犬とのよい信頼関係づくりのポイントです。

●はじめてのお留守番

親代わりの飼い主さんと離れることは、子犬にとっては不安なものです。ひとりになってもビクビクせずにお留守番ができるようになるためには、早い時期に慣らせる必要があります。まずは飼い主さんが家にいるときから、日課的に子犬をひとりにする機会をつくりましょう。

最初は室内のドアを利用するなどして、子犬が常について回ることを許可しないようにします。これに慣れたら少し長めの時間(30分くらい)、ひとりにさせてみましょう。このとき、お留守番時専用のとっておきのおもちゃを用意すると、不安な時間が楽しいものへと変わります。徐々に時間を延ばしていけば、長時間でも平気になれます。

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